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なぜ、日本男子バレーがフィリピンで人気なのか?


先日、フィリピンで行われた男子バレーを見た。

その時に感じた違和感がある。

それは観戦に来ているフィリピン女子の歓声だ。

キャー!とか、ワー!とかまるでアイドルを目の当たりにしたような歓声が起こる。

それもタイムアウト中とかに。

一緒に見ていた娘にその違和感を伝えると、どうやら、フィリピンでは日本の男子バレー選手がアイドル並みの人気らしい。

へぇ、そうなのかぁ、それにしても、なんでだろう?

と思いながら見ていると、今度は、合間合間にカメラに映し出される、観客席のフィリピン女子たちの雰囲気がよく似ていることに違和感を覚えた。

どんな雰囲気かというと、いわゆる「オタク」と呼ばれる人が醸し出す雰囲気なのだ。

日本男子のバレー選手をアイドルのように応援しているから、いわゆるアイドルオタクみたいなものなんだろうか?

しかし、それにしても違和感。

男子バレーを見終わっても、その違和感について、なんとなく考えていた。

で、ふと、思いあたったのが「ハイキュー!」だ。

何それ?という人もおられるだろう?

私も約10年前、はじめて聞いたとき、何それ?と思った。

しかも、ホームステイで我が家に来た高校生のアメリカ人女子の口から、それを聞いたので、何それ感は増し増しだった。

どこか行きたい所とか、したいことある?と聞いたら

彼女が「ハイキューのグッズが買いたい」と答えたのだ。

ハイキュー?

私の頭に最初に浮かんだのは「配給」。

次に浮かんだのは「ハイチュー」。

もちろん、いずれも、違うだろうから、同じく当時、高校生女子だった娘に聞くと、娘も見たことはないけれども、人気のバレーボール漫画で海外でもアニメが放映され人気があるらしい。

(じゃ、配球なのか・・・未だ見たことも、読んだこともないので分からない)

で、そのアメリカ人女子高生も「オタク」の雰囲気をまとった子だった。

正確には「アニメオタク」の雰囲気だ。

そこに考えが及んで、なるほどと、合点がいった次第。

不思議なもので、どこの世界でもいわゆる「オタク」に分類される人たちは大体同じような雰囲気をまとっている。

きっと、その人のまとう雰囲気というのは、その人の日々の思考を反映するのだろう。

ということで、なぜ、日本男子バレーがフィリピンで人気なのか。

私の中では、

  • バレー
  • 日本男子
  • オタク女子

というキーワードから、きっと「ハイキュー!」がその要因だろうという結論に行き着いた(実際のところは分からないが)。

もし、「ハイキュー!」がバレーの日本男子の人気につながっているのなら、おそらく、他国でも人気があるはず。

それは、それとして、自分は一体どんな雰囲気をまとっているのだろう?

自分の雰囲気を、自分で感じることは一生できないだろうけど、とりあえず、変なことは考えないよう、心がけようと思う。